陥没乳首の治療は場合によって保険の適用が認められるケースがあります。
ここでは陥没乳首の治療において保険が適用される条件と、手術の流れについて説明していきます。
陥没乳首の手術は保険が適用されるのか?
陥没乳首は状況にもよりますが保険が適用される可能性があります。
保険適用の対象となるのは40歳未満の女性で、陥没乳首によって授乳に影響を及ぼす場合です。
授乳の予定がないと保険の適用とはなりませんが、最終的な判断は医師によって行われますので、悩んでいたらまずは医師に相談してみると良いと思います。
陥没乳首の手術までの流れ
陥没乳首の手術をしようと決意したら、医師の診断や手術方法の決定など、既定の手順を踏む必要があります。
ここではその流れの一例を簡単に紹介していきます。
医師による診察
手術を行う場合、必ず問診、医師による診察が必要となります。
手術をしようと決意しても、当日に手術を受けることはできません。自身の問診票を記入し、症状の詳細と手術をするべきか否かを決定します。
手術をしようか悩んでいる場合も、ここで医師のアドバイスを聞くことができます。
手術方法の選択
手術を行うことが決まったら、医師が手術方法を決定します。
陥没乳首の手術と言っても方法はいくつかあり、大きく分けて乳腺を残すか残さないかに分類されます。
手術方法によっては母乳が出なくなるなどのリスクもありますので、医師の話をよく聞くようにしましょう。
手術当日
手術日になったら、陥没乳首の手術を行います。
手術時間はおよそ30分程度とそこまで長くなく、ダウンタイムも短くなっています。
手術後は30分程度安静にする必要がありますが、その後は普段の方法で帰宅することが可能となります。
帰宅後
陥没乳首の手術は基本的に入院の必要がありません。
術後は定期的に経過診察を行う必要がありますが、それ以外は特に困ることはありません。
シャワーは術後から2日後、入浴は原則1週間後に可能となります。
美容目的は保険の適用外
はじめに陥没乳首の保険適用が行われるかに関して、条件を述べましたが、最終的な判断は医師によります。
陥没乳首の場合は授乳障害の治療を目的として保険適用が行われるため、美容目的である場合は保険の適用外となります。
そのため男性の場合は保険の適用外となる点に注意しましょう。
保険の適用が行われれば3割負担となりますので、治療費もかなり抑えることが可能となります。
悩んでいたらまずは医師に相談し、保険適用が可能か聞いてみるようにしましょう。