陥没乳頭の症状は人によって異なります。
その中でも真性と仮性に分類することができるのですが、症状によって治療方法やリスクも大きく変わってきます。
そこで、ここでは陥没乳頭の仮性と真性について簡単に説明していきます。
陥没乳頭の症状は2種類ある
陥没乳頭と言ってもその症状は大きく分けて仮性と真性の2種類存在します。
ここではそれぞれの症状がどのようなものか簡単に説明していきます。
仮性の陥没乳頭
仮性の陥没乳頭は基本的に乳首が陥没している状態ではあるものの、刺激を与えることによって表に出るタイプです。
マッサージや授乳を繰り返すことによって症状が緩和されることもあり、陥没乳頭の中では比較的症状の軽い方となります。
陥没乳首をケアする製品はいくつかありますので、試してみると良いと思います。
真性の陥没乳頭
真性の陥没乳頭は刺激を与えても表に出ることがない状態です。
引っ張っても元に戻ってしまうため、授乳などに影響を及ぼします。
マッサージや授乳などを行っても改善されるケースは少なく、治療には手術が最も効果的となります。
症状としては重い部類に入りますので、授乳を控えているなどの条件を満たすことで、保険の適用が認められるケースもあります。
真性と仮性の見分け方
真性と仮性の見分け方は至って簡単です。
それは乳首に刺激を与えてみることです。
仮性の陥没乳頭は刺激を与えることで表に現れます。
その一方で真性の陥没乳頭は刺激を与えても乳首が表に出ることはありません。
真性の場合は授乳に影響を与えますので、妊娠を控えている方は治療を検討した方が良いと思います。
真性でも仮性でも治療は可能
陥没乳頭は真性と仮性で症状の重さが異なりますが、いずれの場合も治療が可能となっています。
将来授乳を行う予定が無い方、普段の生活では気にならないという方は治療をしないという選択肢もありますが、陥没乳首はその形状から乳腺炎を発症しやすいなどのリスクも存在します。
場合によってはマッサージや吸引器などの手軽な方法で治療することもできます。
自分の症状がどのくらいか気になる場合、まず医師に相談して治療方法を確認してみると良いと思います。
陥没乳頭は小さい頃から気になっている方が多いと思います。
大人になって陥没乳首を治療したいと思ったら、まずは自分の症状がどの程度か見極める必要があります。
自分では分からないという場合は、医師に相談してみると良いと思います。