授乳の助けになるアイテムの中に乳頭保護器があります。

この製品はどのような機能を有していて、どのような場面で使用されるものなのでしょうか。

ここでは乳頭保護器の性能と、陥没乳首に対する効果について簡単に説明していきます。

乳頭保護器って何？

乳頭保護器とはシリコンなどでできたカバーを自身の乳頭に付けることで、乳頭のトラブルを回避するものです。

授乳を行っているお母さんにとって、乳頭は傷つきやすく繊細な部位です。

そんな症状から乳頭保護器は乳頭を守ってくれます。

乳頭保護器は乳首のサイズに応じていくつかの大きさがあります。

また、違和感のないソフトタイプとしっかりと固定できるハードタイプも用意されていて、目的や用途に応じて使い分ける必要があります。

乳頭保護器のタイプ

乳頭保護器にはハードタイプとソフトタイプがあります。使い分けるポイントとしては以下のことを念頭に置くようにしましょう。

ハードタイプ

ハードタイプは乳首にひどい痛みを感じている時に使用することができます。

赤ちゃんの口が直接当たることがないため、授乳時も乳首を確実に保護することができます。

基本的には乳首の直径が大きい方向けに使用されるタイプとなります。

ソフトタイプ

ソフトタイプは扁平乳頭や乳頭のサイズが小さい方に有効です。

このような状態の方は授乳時に乳頭亀裂が発生しやすい傾向にあります。

そのため、亀裂が発生する前から乳頭保護器を使うようにしましょう。これによって刺激を抑えることができます。

乳頭保護器を使用すれば陥没乳首でも授乳できる

授乳を行う際、陥没乳首の方は赤ちゃんがなかなか吸いついてくれないなど、大きな問題を抱えると思います。

ここで乳頭保護器を使用すると、赤ちゃんが乳首に吸いつきやすくなるため、容易に授乳を行うことができるようになります。

また、乳頭保護器を使い続けることによって乳首の位置が固定され、陥没乳首が改善されたという報告もあります。

これはあくまで仮性の陥没乳首に限りますが、繰り返し使うことによって陥没乳首が治る可能性もあるということになります。

乳頭保護器は乳頭の痛みから守ってくれるだけでなく、陥没乳首の方でも授乳ができるようにしてくれる便利なアイテムです。

乳頭や乳房のサイズに合わせていくつか種類があるので、まずは自分に適したサイズを選ぶことが大切です。

特に陥没乳首の方は使ってみることで授乳が格段に楽になると思います。