陥没乳頭の方に良くみられる症状の一つに乳頭亀裂があります。
特に授乳中の方にとっては大きな問題となりますので、ケアの方法や対策などを良く知る必要があります。
ここでは乳頭亀裂について詳しく紹介していきます。
乳頭亀裂とは?
乳頭亀裂とは乳首に亀裂が入り、ひび割れた状態になることです。
症状がひどくなると乳頭裂傷となり、出血や強い痛みを伴うことがあります。
特に授乳中の方にとっては大きな問題で、赤ちゃんの授乳に影響を及ぼしてしまいます。
乳頭亀裂の原因はいくつかありますが、一番大きな原因は赤ちゃんの吸う力が強いということです。
特に陥没乳首の場合は赤ちゃんの吸う力も強くなるため、乳頭亀裂を発症する可能性が高くなります。
乳頭亀裂を発症したら
乳頭亀裂を発症したらどのくらいで治るのか心配である方も多いと思います。
ここではどのような対処を行えばよいのか説明していきます。
症状は2日~3日で改善される
赤ちゃんへの授乳を中止することによって症状は2日~3日で改善されます。
しかし、継続して授乳が必要な場合は1か月近くかかる場合もあります。
授乳に影響は出ますが、しっかりとケアを行えばすぐに完治しますので安心してください。
授乳の方法を検討する
授乳を続けている限り、乳頭亀裂の症状も続きます。
痛みが引かないという場合は授乳の方法を変えることも一つの策となります。
ほとんどの場合、乳頭亀裂は赤ちゃんの飲み方が悪いことに原因があります。
赤ちゃんの口の角度を変えてみたり、しっかりと乳首の根元をくわえさせることによって、乳頭亀裂のリスクを回避することができます。
また、一時的に授乳を中止し、搾乳して哺乳瓶に移したものを飲ませる方法も一つの手となります。
これによって乳頭亀裂の症状を早期に改善させることができます。
乳頭保護器を利用する
乳頭保護器はお母さんの乳頭を保護するために役立ちます。
既に乳頭亀裂が発生している方だけでなく、乳頭亀裂を予防するための方法としても活用することができます。
乳頭保護器にはいくつかの種類やサイズがありますので、自分の乳頭のサイズや乳頭亀裂の症状に合わせて購入することが大切になります。
陥没乳頭の方は授乳にもリスクが生じることがあります。
しかし、きちんとしたケアができていれば毎日授乳を行うことも可能となります。
事前の予防も含めて、陥没乳頭の方は乳頭のケアをしっかりと行うようにしましょう。