陥没乳頭の場合、母乳や授乳は大丈夫?

陥没乳頭の症状で悩むことの一つに授乳があります。
果たして陥没乳頭の方は授乳ができないのでしょうか。

ここでは陥没乳頭と授乳の関係について紹介していきます。

陥没乳頭だと授乳ができない?

陥没乳頭の方は授乳ができない可能性があるという話を聞きますが、これは母乳がでないというわけではありません。

陥没乳頭の方でも基本的に授乳を行うことは可能ですし、きちんと母乳は作られています。

しかし、乳頭が隠れているという点で赤ちゃんの吸いつきが悪くなり、授乳に影響を与える可能性があります。

場合によっては母乳が吸われないことが原因で胸が張るなどの症状を招くこともあります。

仮性の陥没乳頭であれば授乳に支障はない

陥没乳頭には仮性と真性がありますが、刺激を与えることで症状がなくなる仮性の陥没乳頭であれば、授乳にそこまで大きな影響を与えることはありません。

場合によっては症状が治ることもありますので、以下のことを試して陥没乳頭の改善を図ると良いと思います。

とにかく赤ちゃんに吸わせてみる

妊娠、出産を経験すると女性ホルモンの影響で乳頭にも変化が生じます。

稀ではありますが、これを契機に陥没乳頭が改善されるケースもあります。

また、赤ちゃんに母乳を吸わせることによって陥没乳首が治ることもあります。

マッサージを活用する

マッサージを行うことで陥没乳首が改善されることがあります。

真性の場合は難しいですが、仮性の陥没乳首であれば毎日の積み重ねで治る可能性があります。

また、マッサージを行うことによって皮膚が柔らかくなり、授乳もしやすくなるというメリットがあります。

授乳は産後すぐに始める

乳房は産後3日目から急に硬くなってしまうため、出産後すぐに授乳を開始することがベストになります。

赤ちゃんのためにも乳房が柔らかいうちに授乳を行うようにしましょう。

陥没乳頭は衛生状態を良くしておくこと

陥没乳頭の場合、乳頭付近に汚れが溜まりやすく、衛生面で良くないという特徴があります。

こうなると乳腺炎を発症するだけでなく、赤ちゃんにとっても健康上良くありません。

これらを予防するためにも綿棒を使って汚れを取り除くなど、乳頭をきれいにしておくようにしましょう。

衛生面に気を付けていれば陥没乳頭でも授乳は可能となります。

症状が重い場合は医師と相談して手術などの治療を行うことで症状の改善が可能です。

一人で抱え込まず、医師などのアドバイスを受けるようしましょう。

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