陥没乳首は見た目で悩むだけでなく、様々なリスクを伴う可能性があります。
ここでは陥没乳首とは何か説明し、そのリスクに関して簡単に説明していきます。
陥没乳首とは?
陥没乳首とは隆起している乳首が乳房の内側に入り込んでしまっている状態を指します。
女性特有の症状であると想像するかもしれませんが、実は男性にも多くみられる症状となります。
部位が部位ですので、ほかの人には言えない悩みとなり、コンプレックスを抱く原因の一つとなっています。
陥没乳首の種類
陥没乳首の症状には仮性と真正の2種類があります。
2種の違いは刺激を与えた時に表に現れるか否かです。
仮性の場合は刺激を与えることで乳首が隆起しますので、真正と比較して軽い症状であると言えます。
授乳に関しても問題なく行うことができます。
一方で真正の陥没乳首は刺激を与えても隆起しないため、さまざまな弊害が生じることになります。場合によっては医師に相談することも必要です。
陥没乳首の原因
陥没乳首の原因は乳首が未発達のまま乳房などの周りが成長することで生じます。
つまり、バストやチェストの成長に乳首が追い付いていないことが原因となります。
近年では食生活などの影響でバストの成長が良い傾向があります。
このため、陥没乳首に悩まされる男性、女性は昔と比較して多くなっているようです。
陥没乳首が引き起こすリスク
陥没乳首によって引き起こされるリスクとして、主に以下のものが挙げられます。
○精神的な負担
特に男性の場合、サウナや海など肌を露出する場面で露わにできないため、悩みを抱えることが多くなります。
相談しにくい問題であるが故に、生涯悩みを抱えたままにする人も多いようです。
○授乳しにくい
陥没乳首の場合でも基本的に授乳は可能となりますが、赤ちゃんにとっては飲みにくいというデメリットが生じます。
赤ちゃんの吸い付きが悪くなるため、乳が張るなどの症状が発生することもあります。
○汚れが溜まりやすい
陥没乳首は乳首が乳房の内側に隠れてしまうため、垢や分泌物が溜まりやすい状態となります。
そのまま放置すると細菌が繁殖するなど乳首にとって悪い影響となる可能性があります。
特に乳腺炎や乳輪下膿瘍などの症状が発生しやすくなります。
男性でも女性でも陥没乳首に悩まされることがあります。
病気などのリスクが生じる可能性もありますので、深く悩んでいる人は思い切って医師に相談することが大切です。